外国人と日本人の採用の相違点について

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外国人と日本人の採用の相違点について

入社のタイミングと資格

入社のタイミングと資格
日本人と外国人採用では、何が違うのかわからない担当者も多いのではないでしょうか。
言葉や文化が異なり、面倒くさい、難しそう、などという不安がある人もいるかもしれません。
これからの外国人採用のためにも相違点を知って、人材雇用をする際の参考にしましょう。
相違点の一つは、入社のタイミングです。
通常は内定を出してから、本人と企業の同意があれば即日、または次の日からでも働き始めることができます。
しかし、外国人採用の場合は、在留資格の要件を満たしていなければ働かせられません。
1日でも早く働いてほしいと考えている場合は要注意です。
二つ目の相違点は、ビザです。
飲食業や清掃業、運送業などの単独労働は認められておらず、雇用する業種に該当する在留資格が必要です。
これには基準をクリアした大学を卒業していることや、専門知識がないと取得できません。
これを就労ビザと言いますが、20種類ほどあります。
採用時に取得しているかどうか確認することが大切です。
万が一、未取得の人を働かせると法律違反となり、雇用した側にも責任を問われるので気をつけましょう。

働き方について

働き方について
在留資格を適切に取得していても、活動に制限があります。
業界や職種だけでなく、働く時間や期間など細かいことが制限されているため、その範囲内で働かせなければなりません。
手続きが通常よりも増えることも知っておく必要があります。
外国人雇用状況届書というものが必要になり、ハローワークに提出する決まりがあるのです
ネットから申請ができ、用紙に必要事項を記入して提出するだけで複雑な手続きではありません。
また、雇用保険に入る時のみで問題ありません。
このように外国人採用は違う点が多数ありますが、これ以外は日本人を雇用するときと同じルールが適用されます。
そのため、外国人だからといって賃金を安くすることや、保険に加入させない、有給休暇を取らせない、ということはしてはいけません。
税金についても同じことが言えます。
万が一、対応の仕方を間違えるようなことがあると、不法就労助長罪として罪に問われることがあるため、気をつけなければなりません。
決められたルールに反しないように注意してください。