外国人採用で重要な在留カードの役割とは

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外国人採用で重要な在留カードの役割とは

どんな役割がある?

どんな役割がある?
外国人採用では在留カードを確認すると、氏名や生年月日、性別、国籍、地域、居住地、資格、期間などがわかります。
基本的にはICチップが搭載されており、記載されている全ての項目または一部が記録されているため、身分証明書になる大切なものです。
また、パスポートの各種許可の証印に変わる許可証としての役割もあります。
16歳以上は顔写真も貼付されており、写真の上に表記されている番号で有効性を調べることができます。
外国人採用では、違法滞在している人を雇用しないように必ず確認してください。
満了日や就労の可否、在留カードの有効期限はチェックしておきたい項目です。
有効期限は永住者で16歳以上だと交付から7年間、16歳未満は16歳の誕生日までとなります。
永住者以外の16歳以上は満了日まで、それ以外は誕生日か満了日のどちらか早い日です。
また、資格の種類によっても異なるため、注意しなければなりません。

確認すべき項目

確認すべき項目
在留カードは日本国籍がない中長期在留者が日本に滞在する際に必要になります。
交付の対象となるのは、日本人の配偶者や企業に務めている人、会社の経営者、実習生、永住者です。
観光など3ヶ月以内の短期であれば取得する必要はありません。
外国人採用で雇用するときは必須であるため、取得しているかどうかを必ず調べるようにしましょう。
また、在留資格という項目があります。
これを見ると、どんな資格を持って日本に滞在が許可されているのかがわかります。
種類によっては就労ができないものもあるため、注意してください。
例えば、留学や研修、家族滞在、文化活動です。
フルタイムで働くことは認められませんが、資格外活動の許可を得ることができれば週28時間以内の就労はできます。
パートタイムやアルバイトなどができるということです。
特定活動は外交官等の家事使用人やワーキングホリデーなど活動が指定されています。
記載内容が本当に合っているのかわからないときは、入国管理局のサイトで調べることが可能です。
番号を入力したときに、有効性を証明するものではないと表示された場合、失効しているものとなります。
雇用する際は確認してみてください。