外国人を採用するだけでもらえる助成金とは?

  1. ENECTトップ
  2. コラム一覧
  3. 外国人を採用するだけでもらえる助成金とは?

外国人を採用するだけでもらえる助成金とは?

外国人採用で受け取ることができる助成金

外国人採用で受け取ることができる助成金
外国人採用を検討している企業が多いですが、なかなか決断できない企業もあるのではないでしょうか。
外国人採用に踏み込めない理由は、日本語が通じないためコミュニケーションに困ることが挙げられます。
コミュニケーションが円滑に取れないと、業務をこなしていく中で誤解を招いたり、文化の違いなど理解できない問題も多いです。
しかし、ルールを決めるなど工夫をすることでコミュニケーション問題は解決できます。
また、外国人採用で助成金をもらえることがあります。
助成金について知り、外国人採用を決断するのも一つの方法です。
企業が受け取れる助成金に中小企業緊急雇用安定助成金があります。
この助成金の目的は、企業に対して休業手当や賃金、出向労働者にかかる賃金などの負担額を一部助成するものです。
支給額は、休業手当の場合、休業手当または賃金相当額、企業が負担した賃金相当額×5分の4です。
3年間で300日を限度日数と設定しています。

雇用調整助成金について

雇用調整助成金について
雇用調整助成金も外国人採用をすることで受け取れる助成金です。
これは、従業員の雇用を維持するための助成金となります。
支給額は、休業を実施すると企業が支払った休業手当負担額、教育訓練を実施した場合の賃金負担額の相当額に、3分の2または2分の1です。
しかし、労働者一人当たり8205円が上限となっています。
また、教育訓練を行った場合はさらに1日一人当たり1200円加算されます。
1年間で最大100日分、3年間であれば最大150日分の支給限度日数です。
出向の場合は最長1年の出向期間となります。
キャリアアップ助成金もありますが、外国人技能実習生は帰国を前提としているため、助成金を受け取ることができません。
在留資格が定住者のみ適用されます。
また、家族滞在や留学などの在留資格も支給対象外です。
場合によっては、支給対象となる場合もあるため確認が必要です。
このように、外国人採用をすることで受け取れる助成金がありますが、それぞれ満たしていなければならない条件があります。
条件をクリアし、助成金を上手に活用してみてはいかがでしょうか。